| "ウルトラフィッシュアイレンズ
ズーム幅:1.8mm・絞り:f/1.6 画角:130°・35mm換算焦点距離:13.5mm
目を見張るようなディストーション効果と画面の端から端まで高い解像度で素晴らしい結果を出します。
スケートボードを映像化する場合、最も臨場感を出し、スケート本来のスピードを表現できるのはフィッシュアイレンズだ。
フィッシュアイレンズは近い被写体をより大きく、遠い被写体をより小さくといった性質を持つ。
スケートビデオの主役であるスケーターを大きく映し出し、なおかつ周りの情景も逃さないのが広く使われている理由であろう。 俺が初めてフィッシュアイを見たのはスケートを初めてまだ2年くらいの時。
地元で本格的なビデオカメラを持っていた先輩がKenkoの0.45倍のフィッシュを付けていた。
(細かく分けると、この手のレンズはワイドコンバージョンレンズといってフィッシュアイよりも倍率が高く、ワイド感も低い)
しかし、スケートを始めた当初から自分達のビデオを撮っていた俺は、先輩の付けているレンズに驚いた。 なんとそのレンズを付けたビデオカメラには被写体であるスケーターの全身が写っている!
しかもありえないような近距離で。 当時の俺は家に在った家庭用のビデオカメラで撮影をしていた。撮影といっても、仲間と互いに、カラーコーンをどれだけ奇麗に
飛び越せるか、どこが悪くてミスをしているのか等を研究するという意図の上で行われた撮影だった。
だから、運動会のお父さんのようなアングルでスケーターを撮っていたし、撮ってもらっていた。 そんな映像ばかりを目にしていた俺は、先輩の持っている”フィッシュアイ”という素晴らしいアイテムに心奪われた。 翌日、学校が終わると同時に電気屋へ直行。その電気屋は大手量販店で品揃えもピカイチ、予想を超える数のレンズ達が俺を待っていた。
店員さんに色々と教えてもらいながら、自分のビデオカメラのレンズ口径に合い、しかも値段の張らないものを探していた。 何時間も迷ったあげく、先輩と同じKenkoの0.45倍のフィッシュを買った。 その日から水を得た魚のように撮影が楽しくなった。なんか本格的だ!すごいワイド感だ! しかし、数ヶ月もすると映像にも慣れてきて、海外や日本のプロ達が出ているビデオの写りとはちょっと違うな、という疑問が出てきた。 第一そんなプロ達がどんなビデオカメラやレンズを付けているかなんて情報は俺の地元にはなかったし、まずはなんでも自分で調べてみようとする。俺の性格上、向かったのはいつもの電気屋。 前に来た時よりも少し大人になった気分だ。なんせフィッシュアイデビューも済ませたからな、というようなアホらしい気持ちだった。
少し大人になった俺は、レンズの倍率の表記は同じでもメーカーによって写り方に差があるというのもわかった、そして自分のビデオカメラに合う最もワイド感があり、値段も安い最強のレンズを見つけた!raynoxのワンタッチ式0.3倍セミ・フィッシュアイ!
値段も確か5千円位だったし、今まで使っていたKenkoのレンズにくらべたらすごい迫力だ! しばらくは、そのレンズで撮影した。ワイド感も満足していたし、これ以上を求めるのはもっと自分のスケートスキルが上達してからだと自分を戒めていた。たいしたスケートも出来ないのに機材だけ一丁前なのはださいと思っていたし、このレンズはキッズがビデオ撮りするには十分なレンズだ。 それから何年か経ち、常に行動を共にするスケート仲間が出来、本格的なビデオカメラを買う事になった。
当時30万円程するビデオカメラ一式を仲間4人で割り勘。一人約8万円を貯めて新しいマシンを手に入れた。
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