TIGHTBOOTH PRODUCTION MONTHLY COLUMN / 5 May   
この間父親が22歳の時にヨーロッパから祖父あてに書いた手紙を読む機会がありました。
親父が幼少からの夢であったヨーロッパ一周を実現させた時の話。
今では信じられないが、当時は往復で40万弱、、
カレーが御馳走という貧しい家庭に育ちながらも、こつこつと金を貯めて旅に出た親父。

各国で手にしたポストカードに書かれた活字は携帯やパソコンでデジタル化されたメールに慣れ親しんでいる俺にはすごく新鮮で、リアリティーに満ちてた。

手紙の内容は『元気にしている』とか、『イギリスは思っていたよりゴミや乞食が多くてイメージと違った』とか、
『ウイーンは物価が高い』、『西ドイツのフランクフルトでライン川を下ってスイスに入った』、『コペンハーゲンの美しさに感動した』、
『スペインはとても貧しく人々は痩せこけた土地にトウモロコシを植えて細々と生活している』等々。

俺にはブラウン管でみる、なんとか滞在記なんか比べ物にならんくらい伝わるものがあった。
その手紙の内容は金の匂いのする茶番でもなけりゃ、芸能人がブログで能書きたれるロケ日記みたいなもんでもない。
それは生身でその土地に訪れ、文化に触れ合い、言葉の壁に苦労し生活した記録なのだ。

カリフォルニアの空は青くて、人々は自由と笑顔を誇ってる。
白人、黒人、日本人、韓国人、中国人、スパニッシュ、、、ありとあらゆる人種が生活を営む国”アメリカ”
歩いていて目が合えば他人だろうと気軽に話しかけてくるし、民家の前でスケートしていて、住人がでてきて”ハーイ調子はどう?”
我が国ではなかなか目にする事の出来ない光景だ。まあスケートの事は関係ないにしろ、日本人がアメリカ人から学ぶべき所は沢山在る。

俺が住んでる街は、冷たい人々に吐き気がしそうなほどストレスな所だけど、今回の旅で学んだ事を心がけて生きて行きたいと思います。
今回は10日間という短い滞在期間だったけど色々学ばせてもらいました。

ずっとケアしてくれたサヤ本当にありがとう。たまには日本に帰ってこいよ。

TIGHTBOOTH PRODUCTION DIRECTOR SHINPEI UENO 2008/6/08
 
< BACK COLUMN   >NEXT COLUMN